御社の集団回収は、世帯数と相応の排出量があるでしょうか?最近は新聞を取る世帯が少なく、古紙の発生量も右肩下がりだと良く言われます。ですが、私の実感からすると、今は騒ぐほどの減少でもないように感じられます。確かに、排出量は減っては来ています。もちろん、そこは楽観的に考えているのではありません。だからと言って、杞憂なわけでもありません。これはあくまでも私の考えです。「安心して良いですよ」と言っているわけではありません。私が言いたいのは、排出量が減ったと嘆いているだけは辞めましょうということです。排出量が減ったのは環境のせいかもしれませんが、足掻けばそこそこは何とかなるのではないでしょうか。今回の提案は、集団回収における排出量を、もっと増やせるように努力しましょうというお話です。ここで、言葉の定義をしておきます。集団回収を行う団体は、自治会であったり子供会であったりします。他には老人会や婦人会など沢山の団体が集団回収を行っています。ですので、ここでは、集団回収を行っている主体を「団体」と統一しておきます。以下は「団体」と書いて行きます。御社の集団回収の排出量は、工夫次第でもっと増やす事が可能です。ではまず、排出量を決めるのは何でしょうか?1、世帯数2、住民の協調性3、住民が感じる利便性以上のファクターがあると思います。順番に考えて行きましょう。まずは「世帯数」ですが、排出量は世帯数に大きく左右されます。世帯数が大きければ大きいほど排出量は大きくなります。大体の目安は世帯数に15kgから20kgを掛けた量をになるでしょうか。大体それくらいの量が目安となりますよね。次に「住民の協調性」ですが、これは、そこの住民がどれだけ団体に協力してしてくれるかということです。例えば子供会が主体で集団回収をしているとすれば、住民達が子供会に協力してくれるかということに大きく関係してきます。「子供会に出すくらいなら、チリ紙 交換に出してゴミ袋を貰った方がマシだ」って思う人だって現実にはいるです。あるいは、子供会に出すのは面倒だ。と言ってゴミに出してしまう住民だっています(ゴミに出しても良い市が未だにあります)。住民の協調性というのは、以外と排出量を左右していることが分かると思います。では3番目の「住民が感じる利便性」ですが、これは、その回収日または排出場所が、住民にとって便利なのかということです。例えば、集積所へ持っていかなければいけないとなると、戸別回収で家の前に出す方が圧倒的に楽であり、住民にとって便利な回収方法となります。集積所が自分の家から近いか遠いかによっても、その利便性は変わってきます。これが高齢化した自治会ではさらに深刻な問題になってきます。集積所に問題があるかと思えば、戸別回収に問題がある場合もあります。例えば、戸別回収を行っていると、アパッチが後を経ちません。戸別回収にしたばっかりに、アパッチへの警戒が鈍くなります。これでは本末転倒で、住民の利便性は高まりましたが、結局は盗まれて団体への収入が減ることになります。そういった場合は、戸別回収よりも集積所での回収の方がアパッチ対策も行いやすく、団体への収入もアップに繋がります。どちらが良いとは一概には言えませんが、どちらの方法も良し悪しだということです。。(続く)