前回の続きです。それでは前回の続きを考えていきましょう!前回はチラシ編としまして、チラシの有効性を考えました。今回のテーマは「住民の協調性」です。集団回収には、集団回収を行っている主体団体と住民との協調性がとても大切です。住民の協力が無ければ家庭からの古紙は集まりません。主体団体がいくら必死に訴えても、協力がなければ空回りです。ですが、逆に協力してもらえれば、沢山の古紙が集まるという事です。ではどうやって住民の協力を得るのか?そこで、前回で記した項目を考えてみましょう。 2−1 他団体と連携する 2−2 住民に利益を還元する 2−3 具体的な利益及び利益で得られた恩恵の見える化2−1 他団体と連携する例えば子供会が主体で集団回収をしているならば、自治会の協力を得ることです。あるいは、老人会の協力を得ることです。そうすることで回収率がアップするのは容易に想像できるでしょう。どうやって協力を得るのかですが、連携して集団回収を行う事です。具体的には、合同で集団回収を行う事です。例えが極端だったかもしれませんが、一番の近道だと言えます。なぜならば、老人会や婦人会や子供会は、資金難なところが多いと思います。集団回収を運営資金にしていることが何よりの証拠です。資金がないので集団回収を行っているんですよね。だったら、同じ地区で集団回収を行えない他団体は何処から資金を得ているのでしょうか?それは、会費しかありません。団体を運営しようと思えば、会費だけではキツいでしょう。会費だけでは忘年会も新年会もギリギリの予算ではないでしょうか。だったら、集団回収を分けてあげてはいかがでしょうか?合同ですれば、他団体にも収益が上がります。老人会であれば、その収益で旅行に行けるかもしれません。だとしたら、必死になって古紙を集めてくれるかもしれませんよね。2−2 住民に利益を還元する住民は全員、どこかの団体に属しています。自治会、子供会、老人会、婦人会。。。なので、自分が所属しているカテゴリには積極的になれるはずです。2−1でもそうですが、旅行に行けるとなれば頑張れるはず。「お礼」が貰えれば住民は協力してくれるのです。その証拠に、チリ紙交換のホンの僅かな対価でもそちらを選ぶのです。何も貰えないよりは貰えた方が良い。チリ紙交換が渡すような僅かな対価でもです。私は受け持っている団体さんは、集団回収が終われば、住民にゴミ袋を還元しています。それだけでも良いのです。要は集団回収を、「皆に喜んでもらえる活動」又は「皆に愛される活動」にすることです。2−3 具体的な利益及び利益で得られた恩恵の見える化やはり、住民さんに協力してもらったのですから、その利益の報告は行うべきです。回覧板に載せてもらうのも良し、町内の掲示板に貼り出すのも良し!住民の方が行っている集団回収が、結果的にどうなったのかを明確にしなければいけません。要は「見える化」ですよね。集団回収を行って、「今月はこれだけの収入がありました」。または、「古紙回収の収益で、公民館の屋根を修理しました」などですね。その恩恵の見える化が大切です。住民のみんなで行った取組みの「満足」を見える化してあげることです。その取組みで、町内が安全になり、住み良い町になるために貢献したのなら、その「満足」を大きく報告してあげてください。(続く)